ニュースリリース

2015年6月29日

日経NETWORK「ネットワークの実態調査 2015」
ネットワーク機器ベンダーの導入率ランキングを発表
ルーターはヤマハ、新設のセキュリティ機器はフォーティネット
スイッチと無線LAN製品はバッファローとシスコ

 日経BP社(本社:東京、社長:長田公平)は2015年6月29日、「ネットワークの実態調査 2015」の調査結果を発表しました。業務ネットワークの管理者を中心とした約1000人を対象に、自身が構築・運用に関わっているネットワークで導入しているネットワーク機器のベンダー名を調査しました。主なネットワーク機器6つの部門について、業務ネットワークで導入されているベンダーの比率を明らかにしました。

 ルーターの首位はヤマハでした。今年から新設したセキュリティ機器の部門ではフォーティネットが首位でした。無線LANアクセスポイントではバッファロー、無線LANコントローラーはシスコシステムズが首位でした。パソコンなど端末を接続するアクセスLANスイッチではバッファロー、アクセススイッチを束ねるフロアLANスイッチとL3スイッチではシスコシステムズが首位に立ちました。

 ルーターは、企業LANをインターネットやWANサービスに接続するためのネットワーク機器です。今回の調査では企業向けの製品に加えて、無線LAN AP機能ありなしのいずれの家庭用ブロードバンドルーターについても業務に活用している場合は対象としています。小規模なオフィスなどでは、業務ネットワークでも家庭用製品がしばしば採用されます。

【図1】ルーターベンダーの順位

業務ネットワークで利用しているルーター製品のベンダーを尋ねた(複数回答)。図中のパーセント表示は、回答母数(1011件)から「使っていない」(130件)「わからない」(453件)を除いた428件に対する比率を示している。

 図1はルーターベンダーの順位です。1位のヤマハ(33.4%)、2位シスコシステムズ(21.3%)は昨年と同じ順位。ただし1位のヤマハは前年の27.2%から6.2ポイント伸ばしました。シスコシステムズは0.7ポイントとわずかに落としました。3位にはバッファローが入り、昨年の4位から1つ順位を上げました。

 今年から新設したセキュリティ機器では、インターネットと業務用ネットワークの境界に設置して業務ネットワークを守るセキュリティ機器に絞って調査しました。製品としてはファイアウオールやこれを発展させたUTM(統合脅威管理)、次世代ファイアウオール、Webアクセスの安全性を保つWebゲートウエイ(セキュアプロキシー)、疑わしいプログラムを閉鎖環境で実行して挙動を確かめるサンドボックス型機器などが当たります。

【図2】セキュリティ機器ベンダーの順位

業務ネットワークとインターネットの境界に設置しているセキュリティ製品のベンダーを尋ねた(複数回答)。図中のパーセント表示は、利用しているセキュリティ機器のベンダー名を回答した146件に対する比率を示している。

 こうしたセキュリティ機器の利用率は54.7%、使っている機器で多いのはUTMまたは次世代ファイアウオールの55.0%、次いでWebゲートウエイが43.7%で2位でした。図2はセキュリティ機器の順位です。1位はUTM(統合脅威管理)を主力とするフォーティネット(27.4%)でした。次いで2位がジュニパーネットワークス(14.4%)、3位はパロアルトネットワークス(12.3%)といずれも、UTMや次世代ファイアウオールを主力とするベンダーが入りました。

【図3】無線LANアクセスポイントベンダーの順位

業務ネットワークで利用している無線LANアクセスポイント(AP)製品のベンダーを尋ねた(複数回答)。ルーター機能付き製品をルーターとして利用しているケースは除いた。図中のパーセント表示は、回答母数(1011件)から「使っていない」(221件)「わからない」(303件)を除いた487件に対する比率を示している。

【図4】無線LANコントローラーベンダーの順位

業務ネットワークで利用している無線LANコントローラー製品(ハードウエア、ソフトウエアの両方を含む)のベンダーを尋ねた(複数回答)。図中のパーセント表示は、無線LAN APの利用者(487件)から「(無線LANコントローラーを)使っていない」(257件)「わからない」(101件)を除いた129件に対する比率を示している。

 無線LAN機器は、無線LANを構築するネットワーク機器のことです。無線LANアクセスポイント(AP)と無線LANコントローラーの2種類を調査しました。図3は、APベンダーの総合順位です。1位はバッファロー(33.6%)で、2位のシスコシステムズ(17.2%)が続きます。図4は、コントローラーの順位です。1位はシスコシステムズ(41.3%)、2位はアルバネットワークス(19.0%)でした。なお、無線LAN導入者における無線LANコントローラーの利用率は30.6%でした。

 スイッチは、企業内のLANを構築するための要(かなめ)となるネットワーク機器です。スイッチは、イーサネットの通信を主眼にしたLANスイッチ(レイヤー2スイッチ)と、LANの中核で使われ、IPアドレスの情報を参照できるレイヤー3スイッチに分類されます。レイヤー2スイッチについては、パソコンなど端末を接続するアクセススイッチと、アクセススイッチをまとめるフロアスイッチに分けて集計しました。

【図5】アクセススイッチベンダーの順位

業務ネットワークでパソコンなどの端末を接続するために使っているレイヤー2スイッチ製品のベンダーを尋ねた(複数回答)。図中のパーセント表示は、回答母数(1011件)から「使っていない」(314件)「わからない」(95件)を除いた602件に対する比率を示している。

【図6】フロアスイッチベンダーの順位

業務ネットワークでアクセススイッチを集約するために使っている製品のベンダーを尋ねた(複数回答)。図中のパーセント表示は、回答母数(1011件)から「使っていない」(171件)「わからない」(364件)を除いた476件に対する比率を示している。

【図7】レイヤー3スイッチベンダーの順位

業務ネットワークで利用しているレイヤー3スイッチ製品のベンダーを尋ねた(複数回答)。図中のパーセント表示は、回答母数(1011件)から「使っていない」(202件)「わからない」(402件)を除いた407件に対する比率を示している。

 図5は、アクセススイッチの順位です。1位はバッファロー(44.9%)が獲得しました。2位はアライドテレシス(34.7%)となりました。図6は、フロアスイッチの順位です。1位はシスコシステムズ(31.3%)となりました。2位はアライドテレシス(24.6%)という結果でした。最後の図7は、レイヤー3スイッチの順位です。シスコシステムズ(40.8%)が1位です。2位はアライドテレシス(17.7%)でした。

 「ネットワークの実態調査 2015」の結果詳細は、日経NETWORK2015年7月号に掲載しています。本誌記事では、ベンダー間の併用率、拠点数やパソコン台数によるベンダーの導入率の違いなども分析しています。

■調査概要

 日経NETWORKは2015年4月20日〜5月31日にかけて「ネットワークの実態調査 2015」と題したWebアンケート調査を実施しました。業務利用しているネットワークの担当者を対象に、最近起こったトラブル、構築事例、使用しているネットワーク機器のベンダーなど全39の質問を用意し、回答していただきました。総回答数は1011件でした。調査の実施および集計は日経BPコンサルティングが担当しました。調査サイトのURLは、日経NETWORKやITproなどが発行するメールマガジン、ITproの記事、TwitterやFacebookなどで告知し、回答を呼びかけました。
 ネットワーク機器ベンダーに関する調査については、LANスイッチ、無線LAN、ルーターについては「どのメーカー/ベンダーの製品を使っていますか」という設問に対し、約30社の具体的なベンダー名のリストを示し、そこから複数回答で選択してもらう形式を取りました。リストにないベンダーも回答できるように、自由回答欄も設けました。セキュリティ機器については自由記述欄に直接ベンダー名を記述してもらい集計しました。

■日経NETWORKについて

『日経NETWORK』は、ネットワーク技術を基礎から応用まで身に着けたい方のための雑誌です。基礎・実践・応用それぞれのレベルの記事を提供しており、ネットワークの知識を体系的に習得できます。図解やイラストを多用してわかりやすく説明し、注釈も豊富なので、予備知識がなくても読み進めることができます。実務担当者が実践情報を身につけたりするのにも適した雑誌です。定期購読制、月1回刊(毎月28日発行)。
〈お申し込みサイト〉http://ec.nikkeibp.co.jp/item/magazine/NNW.html

■お問い合わせ先

このリリースに関するお問い合わせは、ITproの問い合わせフォームにお願いいたします。取材の申し込みは、日経BP社コーポレート管理室・広報(電話03-6811-8556)にお願いいたします。

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