ニュースリリース

2016年10月25日

第15回 日本イノベーター大賞 受賞者決定
大賞は、オフィス内で紙をリサイクルする「ペーパーラボ」の開発者
セイコーエプソンの市川和弘氏
優秀賞にセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ社長の阪根信一氏、
中川政七商店社長の中川淳氏
〜表彰式は11月16日(水)午後5時から「グランドプリンスホテル高輪」にて〜

 日経BP社(本社:東京、社長:新実 傑)は、2016年「第15回日本イノベーター大賞」の受賞者を決定しました。

 日本イノベーター大賞は、日本の産業界で活躍する独創的な人材にスポットを当てることにより日本に活力を与えようと2002年に日経BP社が創設した賞で、今年で15回目を迎えます。

 新しい産業やビジネスモデル、将来を支える新技術、世界に通じる新しい価値を作り上げたことによって、今の日本に活気をもたらした人を幅広い分野の中からノミネートし、選考を進めてまいりました。

 先日、最終選考会を開き、次の方々に賞を差し上げることに決定いたしました。

 なお、表彰式は11月16日(水)午後5時から東京・港区の「グランドプリンスホテル高輪『プリンスルーム』」で開催いたします。

【受賞者】

◆大賞 市川 和弘氏
セイコーエプソン ペーパーラボ事業推進プロジェクト部長
◆優秀賞 阪根 信一氏
セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ 社長
◆優秀賞 中川 淳氏
中川政七商店 社長
◆特別賞 菅 裕明氏
ペプチドリーム 社外取締役
東京大学大学院 理学系研究科化学専攻 生物有機化学教室 教授
◆ソフトパワー賞(共同受賞) 石原 恒和氏
ポケモン 社長
ジョン・ハンケ氏
米ナイアンティック CEO

【選考理由】

◆大賞 市川 和弘氏
セイコーエプソン ペーパーラボ事業推進プロジェクト部長

使用済みの用紙をオフィス内でリサイクルできる機器を開発した。水を使わずに再生する。重要書類の廃棄処理を外部委託している金融機関や自治体から導入が進み、コストダウンとともに環境意識の高い一般企業での導入が見込める。環境負荷軽減という社会的課題を解決しつつ、ペーパーレス化が進む中でも閲読性など紙の良さをサステナブルに生かせる仕組みを作った。現在は業務用冷蔵庫ほどの大きさだが、将来は小型化し複合機やプリンターに組み込めるようになる可能性もある。
◆優秀賞 阪根 信一氏
セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ 社長

同社は「世の中にないモノを創り出す技術者集団」を自称。洗濯物を自動で折りたたむ世界初の技術「ランドロイド」をパナソニック、大和ハウス工業と共同で開発。2017年3月に予約を開始し、将来的には洗濯機との一体化を目指す。独自開発の画像認識技術とロボットアームで、1度に40枚の衣類をたためる。以前には、睡眠時無呼吸症候群の患者向けに、睡眠時に気道がふさがる状態を解消する小型の使い捨てチューブを開発するなど、ユニークなイノベーションを生み出している。
◆優秀賞 中川 淳氏
中川政七商店 社長

今年、創業300周年を迎えた麻織物「奈良晒(さらし)」メーカーの13代社長。日本の伝統工芸品をリデザインして、事業モデルをSPA(製造小売り)型に転換。現代の生活に合う直営ショップ「中川政七商店」を展開するほか、様々な企業と連携したモノ作りで数多くの商品をヒットさせる。その経験を基に、各地の地場産業のコンサルティングも手掛け、新しいブランドを作り出すなど、地場産業をデザインの力を生かしたイノベーションで活性化している。
◆特別賞 菅 裕明氏
ペプチドリーム 社外取締役
東京大学大学院 理学系研究科化学専攻 生物有機化学教室 教授

特殊な構造を持つアミノ酸を組み込んだ化合物「特殊ペプチド」を効率的に作るだけではなく、1兆種類もの候補の中から薬になりそうなものを素早く見つけ出せる技術を確立。長年の基礎研究により開発した人工のRNA酵素「フレキシザイム」を核にした技術・ノウハウは、創薬のあり方を大きく変える可能性がある。菅氏の技術の事業化を担うために設立されたペプチドリームも、ここ数年で世界の大手製薬会社を相次いで顧客として獲得するなど、高く評価されている。
◆ソフトパワー賞(共同受賞) 石原 恒和氏 ポケモン 社長
ジョン・ハンケ氏 米ナイアンティック CEO

スマートフォンのゲームアプリ「ポケモンGO」を共同開発した。米ナイアンティックが開発した位置情報とAR(拡張現実)をベースにした技術に、世界中で親しまれてきた日本発のコンテンツ「ポケモン」の世界観が融合。世界中で社会現象となるほどの大ヒットを記録した。店舗への送客や観光とのタイアップなど、ゲームの枠にとどまらないビジネスへの広がりも期待できる。

【選考基準】

 日本発の独創的なアイデア、しかも実行力があって、日本の産業を変える可能性があり、既にある程度の成果を出している人。企業の技術者や大学の研究者、経営者などジャンルは問わない。

<評価ポイント>
  • 日本オリジナルの新しい価値を発信しているか。
  • その価値が日本国内だけでなく海外からも高く評価されているか。
  • その結果、日本に何らかの活力を直接、間接的にもたらしているか。

【選考の手順】

 「日経ビジネス」誌上と「日経ビジネスオンライン」上で候補者を募集。同時に日経BP社の主要媒体から候補者の推薦を募り、これを第一次候補者として選定。編集部でその中から30人を最終選考会にノミネートした。

選考委員長

小宮山 宏 三菱総合研究所理事長 東京大学第28代総長

選考委員(五十音順)

坂村 健 東京大学大学院 情報学環教授
松永 真理 松永真理事務所 代表
宮内 義彦 オリックス シニア・チェアマン
森川 亮 C Channel 代表取締役
米倉 誠一郎 一橋大学 イノベーション研究センター教授

(注:松永氏はセイコーエプソンの社外取締役に就任しているため、市川氏の大賞決定には加わっていません)

主催:日経BP社
協賛:第一三共

【お問い合わせ先】

 日本イノベーター大賞に関するお問い合わせは、日経ビジネス編集部 大竹剛(電話:03-6811-8101)にお願いいたします。取材のお申し込みは、コーポレート管理室・広報(電話:03-6811-8556)までご連絡ください。

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