ニュースリリース

2017年11月14日

第16回 日本イノベーター大賞 受賞者決定
大賞はフリマアプリを展開するメルカリ会長兼CEOの山田進太郎氏

 日経BP社(本社:東京、社長:新実 傑)は、2017年「第16回日本イノベーター大賞」の受賞者を決定しました。

 日本イノベーター大賞は、日本の産業界で活躍する独創的な人材にスポットを当てることにより日本に活力を与えようと2002年に日経BP社が創設した賞で、今年で16回目を迎えます。 新しい産業やビジネスモデル、将来を支える新技術、世界に通じる新しい価値を作り上げた方々を幅広い分野の中からノミネートし、最終選考会にて受賞者を決定いたしました。

 なお、表彰式は12月5日(火)午後5時から東京・港区の「コンラッド東京 宴会場『風波』」で開催します。

【受賞者】

◆大賞 山田進太郎氏 メルカリ会長兼CEO
「スマートフォンのアプリ『メルカリ』で、新たな中古品流通市場を創造した」
◆優秀賞 川本栄一氏 川本技術研究所代表
「既存の掃除機に取り付ける水洗い掃除機ヘッド『スイトル』の技術を考案した」
◆優秀賞 長沼真太郎氏 BAKE会長
「『1ブランド1商品』でおいしさと経営効率を両立する新たな菓子ビジネスを構築した」
◆特別賞 仲本千津氏 RICCI EVERYDAY COO
「布バッグの工房をウガンダに立ち上げ、現地のシングルマザーの自立を支援した」
◆ソフトパワー賞 古屋雄作氏 脚本家
「うんこを題材にした『うんこ漢字ドリル』で多くの小学生の学習意欲を改善した」

【選考理由】

◆大賞 山田進太郎氏
メルカリ会長兼CEO

スマートフォンのアプリ「メルカリ」の開発を主導し、若い世代に高い支持を受けるサービスに成長させた。ネット上に「フリマ経済圏」を広げ、アプリのダウンロード数は国内で6000万、米国で2500万ダウンロードを突破している。時価総額10億ドル(1000億円)を突破した日本では数少ないユニコーン企業(非上場で時価総額10億ドル以上)の1社とされ、米国をはじめとする海外展開にも期待がかかる。スタートアップ投資の「メルカリファンド」も設立し、CtoC(消費者間取引)の市場規模拡大に向けた取り組みを加速している。
◆優秀賞 川本栄一氏
川本技術研究所代表

既存の掃除機に取り付けて水洗い機能を追加できる掃除機ヘッド「スイトル」の技術を考案した。スイトルは旧三洋電機の社員が立ち上げた家電ベンチャー企業・シリウスが2017年4月に発売。川本氏は20年以上、水掃除の研究開発を続け、アクアサイクロン技術、水を吹き出しながら吸い取るノズルの機構、空気と汚水を完全分離する特殊なファンを開発。「水掃除機」などが普及している欧米においても確立されていなかった技術で、日中米国で特許を取得している。
◆優秀賞 長沼真太郎氏
BAKE会長

チーズタルトや生どら焼きなど、販売するのは1ブランド(店舗)1商品という、嗜好の多様化が叫ばれる時代に逆転の発想で急成長。商品を絞り込むことで原材料の調達から製造、販売までのサプライチェーンでの無駄を削減。北海道の工場で半製品を作り、国内および海外(中国、韓国、タイ、シンガポール、台湾など)の店舗で最終加工をすることで、できたてのおいしさと経営効率の向上を両立。設立4年で60店舗以上を展開し、菓子業界に新たなビジネスモデルを持ち込んだ。
◆特別賞 仲本千津氏
RICCI EVERYDAY COO

ウガンダのシングルマザーたちが作る布バッグを日本で売るRICCI EVERYDAYを2015年に設立した。仕事を得ることが極めて難しいウガンダのシングルマザーに仕事と誇りを与えるため、アフリカン・プリントの布バッグを作る工房を現地に設立。製造はウガンダに滞在する千津氏が、販売は静岡に住む母・律枝氏(社長)が担当。国境を越えて社会課題の解決に取り組む母娘のスタートアップは、女性のみならず、多くの人々に勇気と希望を与える。
◆ソフトパワー賞 古屋雄作氏
脚本家

これまで、学習教材に「うんこ」を扱ったものはなく、その大胆な発想が衝撃を与えた。小学1〜6年生向けに開発した「うんこ漢字ドリル」(全6冊)には、「父が会社でうんこをもらして帰ってきた。(2年生)」など、3000超の例文全てに「うんこ」が入っている。学習指導要領に沿って学ぶ1006字を網羅しつつ、教材としてのタブーをやぶり、つまらない勉強を楽しいものに変えた。発売わずか3カ月で260万部を超すベストセラーになった。

【選考基準】

 日本発の独創的なアイデア、しかも実行力があって、日本の産業を変える可能性があり、既にある程度の成果を出している人。企業の技術者や大学の研究者、経営者などジャンルは問わない。

<評価ポイント>
  1. 日本オリジナルの新しい価値を発信しているか。
  2. その価値が日本国内だけでなく海外からも高く評価されているか。
  3. その結果、日本に何らかの活力を直接、間接的にもたらしているか。

【選考の手順】

 「日経ビジネス」誌上と「日経ビジネスオンライン」上で候補者を募集。同時に日経BP社の主要媒体から候補者の推薦を募り、これを第一次候補者として選定。編集部でその中から33人を最終選考会にノミネートした。

【選考委員】

選考委員長 小宮山 宏 三菱総合研究所理事長 東京大学第28代総長
選考委員 坂村 健 INIAD 東洋大学情報連携学部学部長
松永 真理 松永真理事務所 代表
宮内 義彦 オリックス シニア・チェアマン
森川 亮 C Channel 代表取締役社長
米倉 誠一郎 法政大学大学院教授・一橋大学特任教授

主催:日経BP社
協賛:第一三共

【お問い合わせ先】

 日本イノベーター大賞に関するお問い合わせは、日経ビジネス編集部 大竹剛(電話:03-6811-8101)にお願いいたします。取材のお申し込みは、経営企画室・広報(電話:03-6811-8556)までご連絡ください。

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