ニュースリリース

2018年4月20日

優れた建材・設備を表彰「建材設備大賞2018」発表
大賞はフクビ化学工業と戸田建設の「サイレントドロップ」

 日経BP社(本社:東京都港区、社長:新実 傑)が発行する建築総合誌『日経アーキテクチュア』と家づくりの実務情報誌『日経ホームビルダー』は4月20日、「建材設備大賞」の受賞製品を発表しました。

 建材設備大賞は、都市や建築・住宅の未来を切り開く優れた建材・設備を表彰することで技術や産業の発展に寄与し、社会に貢献することを目的としています。

 広く建材・設備メーカーから製品を公募し、今年度は33製品の応募がありました。その後、建築家の内藤廣氏を委員長とする審査委員会を開き、大賞1点、特別賞3点を選定しました。建材設備大賞の関連記事は、日経アーキテクチュア2018年4月26日号と日経ホームビルダー2018年5月号に掲載する予定です。

受賞製品

建材設備大賞 1点

  • 粒状床衝撃音低減材「サイレントドロップ」/フクビ化学工業、戸田建設

特別賞 3点(社名の五十音順)

  • 無線個別調光照明制御システム「FIT LC」/NTTファシリティーズ
  • 超撥水型枠「アート型枠」/清水建設、東洋アルミニウム
  • DIT制震筋かい金物/DIT、BXカネシン

対象製品

主として日本国内で開発され、今回は2016年10月から2017年12月までに発売された建材・設備を対象としています。

選定基準

  • 技術や産業の発展に寄与し、社会に貢献する点を重視して選定しています。
  • 評価する項目は、機能性、耐久性、安全性、防災性、省エネ性、意匠性、施工性、独創性など多岐にわたりますが、製品の性能面だけでなく、製品をつくるプロセス、社会やユーザーとの関わり方など製品をめぐる様々な取り組みを評価しています。

審査委員会(敬称略)

内藤 廣(建築家、東京大学名誉教授)=委員長
河野 晴彦(大成建設専務執行役員設計本部長)
内田 信平(岩手県立大学盛岡短期大学部准教授)
宮沢 洋(日経アーキテクチュア編集長)
浅野 祐一(日経ホームビルダー編集長)
小原 隆(日経BP総研社会インフララボ上席研究員)

各受賞製品の概要と受賞理由

建材設備大賞

粒状床衝撃音低減材「サイレントドロップ」/フクビ化学工業、戸田建設

粒状の基材を袋詰めにして天井裏に敷設し、上階で人が歩いたり飛び跳ねたりした際に伝わる「重量床衝撃音」を抑える。基材を粒状にしたことで、音エネルギーの吸収効率を高めた。重量床衝撃音を5dB下げる場合の荷重増加量は6〜8kg/m2で、一般的な防音対策であるスラブ増し打ちや二重床の採用と比べて大幅に軽い。音を出す上階側ではなく、実際に防音性能を高めたい下階側から施工できる点が高く評価された。

特別賞

無線個別調光照明制御システム「FIT LC」/NTTファシリティーズ

調光機能付き照明を無線で1台から制御するシステム。オープンプロトコル対応で、あらゆるデバイスやセンサーと接続できる。PLC(Programmable Logic Controller)を活用し、例えば外光制御と組み合わせるなど複雑な自動制御システムを、メーカーによらず設計者が構築できる。既存の照明設備を活用できるだけでなく、空調や換気、ブラインドなどの設備との接続も可能。既にその実績がある点も評価された。

超撥水型枠「アート型枠」/清水建設、東洋アルミニウム

超はっ水性を持つコンクリート型枠。硬化前のコンクリートとの界面に空気層を形成して気泡が抜けやすくし、打設後の表面気泡や色むらを抑制する。採用したはっ水加工技術は、ハスの葉の表面機構を模して型枠表面に疎水性の微細な凹凸形状を付けるもので、ヨーグルトの蓋などに使われている。表面気泡というコンクリートの昔からの課題を、この型枠を使って打設するだけで手軽に解決できる点が評価された。

DIT制震筋かい金物/DIT、BXカネシン

地震エネルギーを熱エネルギーに変える高減衰ゴムと筋交い金物を併用することにより、筋交いの負担を減らして座屈リスクを低減する。壁倍率は2倍。採用した高減衰ゴムは、ビル用の免震装置に使用されるものと同じ。審査委員会では制振部材と呼べるかどうか議論となったが、一般的な戸建て住宅用の制振部材と比べて施工が簡単で価格が安く、現場に導入しやすいことから、新しい制振部材の可能性を示すものとして評価された。

【お問い合わせ先】

本リリースについての内容に関するお問い合わせは、日経アーキテクチュア編集(電話03-6811-8121)、取材のお申し込みは経営企画室・広報(電話03-6811-8556)にお願いいたします。

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