ニュースリリース

2011年2月25日

日経ものづくり調査「数字で見る現場」
技術者の61.6%が
「グローバル化で外国人とトラブルを経験」

 日経BP社(本社:東京、社長:長田公平)は2011年2月25日、「グローバル化の障壁」に関して、主に製造業のエンジニア(技術者)を対象に調査し、その結果を発表しました。「日本人同士では言わなくても通じるようなことが外国人相手には通じなかった」といったトラブルを経験したとの回答が61.6%に及び、コミュニケーションに悩む技術者が多いことが分かりました。国内と海外とで考え方や感覚の差を最も感じる点については、66.8%と多くの回答者が「製品の品質にまつわる考え方(感覚)の違い」を挙げました。

 日経BP社の製造業向け雑誌『日経ものづくり』は、「グローバル化の障壁」を調べるため、エンジニアを主として対象にした調査を2011年1月28日〜2011年2月3日に実施しました。その結果下記の状況や認識が明らかになりました。

  • 「日本人相手ではあり得ないようなコミュニケーション不足や、それによるトラブル発生を経験したか」を尋ねたところ、「ある」が61.6%だった (図1)
  • 「トラブルのもととなるコミュニケーション不足の原因のうち最大のもの」を聞いたところ、最も回答が多かったのは「習慣や文化、考え方(感覚)の違い」の56.4%で、「言葉の壁」(26.9%)の2倍以上だった (図2)
  • 「どの点において最も習慣や文化、考え方、感覚の違いを感じるか」との質問には「製品の品質にまつわる考え方(感覚)の違い」を挙げた回答者が66.8%に及び、2番目の「納期にまつわる考え方(感覚)の違い」(31.6%)に比べてもかなり多かった (図3)
  • 「コミュニケーション不足を解消するために何をしているか」については「自分の言い分や考え方をはっきり伝えるようにした」が49.9%、「相手の言い分や考え方を理解するように努めた」が48.0%と、努力をしているとの回答が多かった (図4)

図1 日本人相手ではあり得ないようなコミュニケーション不足や、それによるトラブル発生を経験したか

図1 日本人相手ではあり得ないようなコミュニケーション不足や、それによるトラブル発生を経験したか

図2 トラブルのもととなるコミュニケーション不足の原因のうち、最大のものは次のどれか

図2 トラブルのもととなるコミュニケーション不足の原因のうち、最大のものは次のどれか

図3 次のどの点において最も習慣や文化、考え方、感覚の違いを感じるか

図3 次のどの点において最も習慣や文化、考え方、感覚の違いを感じるか

図4 コミュニケーション不足を解消するために何をしているか

図4 コミュニケーション不足を解消するために何をしているか

 本調査は、製造業の実態を経営者の目線だけではなく、現場の目線からも明らかにしようという狙いで実施しているものです。「製造現場における派遣の実態」「製造業におけるノウハウの伝承」「子供と学生へのものづくり教育」「トヨタ自動車の品質問題が示唆する日本製造業の課題」「円高が生産や調達に及ぼす影響」「金型の重要性」など、これまでに約70のテーマについて調査し、現場の危機感や認識を定量化してきました。今回はニュース配信サービス「日経ものづくりNEWS」とWebサイト「Tech-On!」の登録者を対象に、アンケート用URLを告知する方法によってWebサイト上でアンケートを実施、383の回答を得ました。調査結果の詳細は、日経ものづくり3月号(3月1日発行)に掲載します。次回のテーマは「設計情報の表現と伝達」の予定です。

日経BP社について

 日経BP社は、技術と経営と生活の先端情報を多様なメディアを駆使して提供する出版社(コンテンツ・プロバイダー)です。経済を中心とする情報を国内外に発信する日本経済新聞グループの一員として1969年4月に設立されました。日経BP社と日経BPグループが展開している事業は、雑誌、書籍・ムックなどの出版をはじめ、インターネット、展示会、調査・コンサルティング、教育・セミナーなど多岐にわたっています。

日経ものづくりについて

 「日経ものづくり」は、日本の競争力の源泉であるものづくり力を強化するために、製造業が抱える課題の解決と技術革新に関する情報を総合的に提供する情報誌です。入念な取材をもとに、詳細なデー タを加え独自の視点から執筆した記事を掲載しています。対象とする技術は幅広く、機械や電子、ソフトウエアにも及びます。また工作機械、製造のためのITツールなど現場で利用する技術・製品の動向もウオッチします。

【お問い合わせ先】

 このアンケートに関するお問い合わせは、日経BP社 日経ものづくり編集部 電話03-6811-8131にお願いいたします。
 取材のお申し込みは、日経BP社 コーポレート管理室・広報 電話03-6811-8556にお願いいたします。

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