ニュースリリース

2014年2月24日

「第3回 ソーシャル活用売上ランキング」を発表
スターバックスとマクドナルドが同スコアで1位、スマホ巧者が躍進
前回1位のローソンは中高年層離れで7位へ

 日経BP社(本社:東京、社長:長田公平)は2014年2月24日、「第3回 ソーシャル活用売上ランキング」を発表しました。ランキング最大の特徴は、ソーシャルメディアを使うことで、どの企業や商品ブランドが、売り上げに結びつけることができているかを把握できる点です。今回は特にスマートフォン活用に秀でた企業が上位に躍進しました。

 本調査では、Facebookファン数とTwitterフォロワー数の合計値が高い企業・ブランドを調査対象として抽出しました(ネット専業企業などは除く)。これらの企業・ブランドが手掛けるソーシャルメディアのファン数やフォロワー数、活性度合から「リーチスコア」を算出しています。同スコアは企業・ブランドが、ソーシャルメディアを通じどの程度顧客にリーチできているかを示す数値です。

 こうした企業サイドからの働きかけに呼応して、実際の消費者が商品購入やサービス利用へと行動が変化したかを把握するアンケート調査を実施。この結果から「消費行動スコア」を算出しています。調査は日経BPコンサルティングの協力を得て、2014年1月にインターネットで実施し、有効回答は1万5338人となりました。この「リーチスコア」と「消費行動スコア」を統合し偏差値化したものを「総合スコア」としました。

スターバックスとマクドナルドが同スコア1位

 総合スコア上位20位までをランキングとしてまとめたものが下の表です。総合スコア78.0で同率1位を分け合ったのがスターバックスとマクドナルドです。スターバックスは昨年2位、マクドナルドは8位から順位を上げて、ともに初の首位となりました。

 スターバックスは、新商品の情報がクチコミで大きく拡散しました。昨年5月の「ストロベリー チーズケーキ フラペチーノ」を紹介するFacebook投稿への「いいね!」は8万7000件、シェア(友人への共有)は3300件を超えています。スターバックスコーヒージャパンの2014年3月期中間決算説明会でも、「『CRM(SNSなど)』が売り上げを1%押し上げる効果があった」と説明しています。

 マクドナルドはソーシャルメディアをスマートフォンのみ、もしくはスマートフォン中心に利用する層の消費行動スコアが83.5と1位を記録しました。新商品の先行発売キャンペーンの店頭集客にLINEを活用し、来店客の1割がLINE経由となりました。

総合ランキング20(スコアは偏差値、カッコ内の数字は各スコアの順位)
総合順位 企業・ブランド名 総合
スコア
消費行動スコア リーチスコア
2014 2013
1 2 スターバックス 78.0 66.1 (9) 84.0 (1)
1 8 マクドナルド 78.0 71.0 (3) 74.3 (5)
3 4 無印良品 72.5 68.1 (6) 67.1 (10)
4 3 ユニクロ 70.8 67.5 (7) 64.2 (13)
5 - LOWRYS FARM /
ローリーズファーム
69.3 74.0 (1) 47.6 (39)
6 19 モスバーガー 67.8 72.8 (2) 46.5 (52)
7 1 ローソン 66.4 59.4 (17) 70.0 (7)
8 5 ケンタッキーフライドチキン 66.3 68.2 (5) 52.2 (24)
9 25 タワーレコード 66.1 59.8 (16) 68.4 (8)
10 43 セブンイレブン 65.5 66.6 (8) 53.5 (20)
11 6 オルビス 65.0 69.1 (4) 47.4 (43)
12 26 ミスタードーナツ 62.7 65.7 (10) 48.6 (37)
13 38 GU(ジーユー) 60.7 64.3 (11) 46.7 (49)
14 7 全日本空輸 60.2 53.9 (34) 66.3 (11)
15 48 チキンラーメン 59.9 63.0 (13) 47.4 (43)
16 27 KDDI(au) 59.6 47.6 (57) 77.4 (3)
17 42 パナソニック 59.0 61.4 (14) 48.5 (38)
18 15 ドミノ・ピザ 58.5 64.1 (12) 41.9 (90)
19 35 日本航空 57.3 52.7 (40) 61.9 (16)
19 - パズル&ドラゴンズ 57.3 47.8 (56) 71.6 (6)

ランキング100位中20位までを抽出

ローソンが7位へ、戦略転換の踊り場

 昨年の圏外から5位に初登場したのが、アパレルブランドのローリーズファームです。LINE利用者に限定した消費行動スコアは86.6と、マクドナルドの78.1を抑えて1位。LINEを通じて季節限定商品の写真を先行公開することなどで、話題性を高めています。

 第1回2位、第2回1位と強さを見せてきたローソンは今回7位となりました。一方で、同業のセブンイレブンは第2回の43位から10位に大きく順位を上げています。ローソンの強さは、ソーシャルメディアと相性が良いエンターテインメント系のコンテンツを活用したキャンペーンでした。クチコミで話題を拡散させて店頭での商品購入まで結びつけてきました。しかし、今回の調査では、30代以上の年代で購買へ結びつける力が弱っていることが判明しました。

 セブンイレブンの消費行動スコアを年代別に比べると、前回は20代以下、30代、40代の世代でローソンの消費行動スコアがセブンイレブンを上回っていました。今回は、セブンイレブンがローソンを30代、40代、50代以上で上回りました。ローソンは、話題性重視から戦略商品の販売数重視へとソーシャルメディア活用戦略を転換中。今回のランキングは、同社がその戦略転換の踊り場にあることを示したと言えるでしょう。

■調査概要
調査期間 2014年1月7日〜17日
調査方法 日経BPコンサルティングのインターネット調査システム「AIDA」を
使って実施
有効回答数 1万5338人
調査機関 日経BPコンサルティング

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 このリリースに関するお問い合わせは、日経デジタルマーケティング(電話03-6811-8173)に、取材のお申し込みは、日経BP社コーポレート管理室・広報(電話03-6811-8556)にお願いいたします。

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