ニュースリリース

2014年5月16日

3Dプリンティングの産学連携講座
東北芸術工科大学で開講

 日経BP社(本社:東京、社長:長田公平)の日経BPイノベーションICT研究所は、東北芸術工科大学(所在地:山形市、学長:根岸吉太郎教授)、Qurz(本社:東京、代表取締役:島村卓実氏)、HORBAL(本社:東京、代表取締役:野上優佳子氏)、カブク(本社:東京、代表取締役 兼 CEO:稲田雅彦氏)と共同で、「3Dプリンティング」に関する産学連携講座を開講しました。3Dプリンターが一般に普及する時期を見据え、学生への啓蒙活動を進めるとともに、3Dデータのモデリングの煩雑さや著作権の扱いなど3Dプリンティングの普及に向けた課題を抽出していきます。開講期間は2014年4月から7月までとなります。

 今回の講座では、山形県の伝統文化や地域産業などから後世に伝えたい「カタチ」を発見し、3Dプリンター向けにデザインするプロセスを実習を通じて学びます。代表作品については、東北芸術工科大学の3Dプリンターを使って出力します。

 今回、大学と連携する各社の役割は以下のとおりとなります。

  • 日経BPイノベーションICT研究所:講義の設計とレビュー、パブリシティなど
  • Qurz:3Dプリンティングの試作品やテンプレートの作成
  • HORBAL:講義の設計と統括
  • カブク:3Dプリンティングの実践(サービス「rinkak」)に基づく知見の共有

東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科 上原勲教授のコメント:
 「山形では、約3万年前に狩猟用道具が使われ、約3000年前には青銅など大陸との交易が行われました。近世に入ると、上杉鷹山が産業振興に力を入れ、規格化した効率の良い食や生活様式を人々に推奨しました。こうしたプロダクトデザインの気質に満ちた文化・知恵・技術を、デザイナーを志す若い世代ともに学び、リバースエンジニアリングの最先端技術を通じて活用するのが今回のプロジェクトです。産学連携講座として実現できることに喜びを感じます」

Qurz代表 島村卓実氏(インダストリアルデザイナー)のコメント:
 「すべての形には意味があります。地域や時代性を表現した意味のあるデザインです。その多くは時代とともに風化し、埋もれていきますが、最近注目を集めるスキャニングや3Dプリンティングが、意味のあるデザインを基にした新しい創作のチャンスを与えてくれます。山形にある豊かな風習や伝統を、今の感覚と新しい技術でリデザインして欲しいと思います」

 この講座と並行し、Qurz、HORBAL、カブク、日経BPの4社は、3Dプリンティングの普及基盤となる「embody project」を進めています。embody projectのゴールは、ユーザーがオリジナルデザインのプロダクトを、手元の3Dプリンターから簡単に購入できるようにすることです。このゴールに向け、テンプレートデザインの作成者(デザイナー)、商品企画者(プロデューサー)、3D素材収集者(スキャナー)とユーザーをつなぐプラットフォームを構築します。今回の産学連携講座は、本プロジェクトの中核活動の一つであり、3Dプリンティングが幅広く使われるためのテンプレートを開発・研究します。

■取材のお申し込み

 日経BP社 コーポレート管理室・広報(電話03-6811-8556)

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